パンケーキとホットケーキって何が違うのか気になったので調べてみました。
私なりの結論
結論1
パンケーキもホットケーキも同じ
いろいろ調べてみた結果、私がたどり着いた答えは、ホットケーキはパンケーキの1種であり、現代において明確な区別はないということ。「この現代において」というのがこの結論の肝になります。
区別できるであろうポイントを挙げると
・厚みの違い
・食事用なのかスイーツなのか?
この2点だと思います。
まず厚みの違いですが、「パンケーキは薄くて、ホットケーキは厚い」という説がありました。
しかし最近では暑くてふっくらした生地をパンケーキと呼ぶこともありますし、スポンジケーキのように膨らましたスフレパンケーキなるものまで、厚みは様々です。
次に食事用なのか、スイーツなのかという点。
こちらも説として
「食事用の甘くないものがパンケーキ、スイーツとして食べる甘みのあるものがホットケーキ」というものがありました。
確かにパンケーキのレシピを見ると塩を少し入れてほんのり塩気を感じらえるレシピが多いです。
私の以前の解釈もこの「パンケーキは甘くない」という認識だったのですが、最近では、生クリームたっぷり、フルーツたっぷり、アイスを添えて、などなど、パンケーキもスイーツとして行列ができるほどの人気です。
それに合わせて塩気を減らして、甘みを感じられるパンケーキも増えてきました。
私は職業柄、既製品のパンケーキやホットケーキを試食する機会があるのですが、作っている業者のネーミング次第でどちらとも取れる商品が多いです。
現代のニーズに合わせて主にパンケーキの方が進化して改良された結果、現代ではホットケーキとパンケーキはほとんど変わらないものになってしまいました。
歴史を知れば違いが分かる?
現代においての結論はどちらも同じと書きましたが、パティシエとしてそこは明確に区別したいと思い、さらに踏み込んで調べた結果
結論2
・パンケーキは海外生まれで基本的には薄い生地
・ホットケーキは日本育ちの厚くて、甘いスイーツ
という結論になりました。
それぞれの歴史を見ると、この結果になるのかなと思います。
※歴史については諸説あるのであくまで私が調べた範囲です
パンケーキの歴史や由来
パンケーキの歴史は古く古代エジプトの時代にはすでに存在していたとされています。原材料は小麦粉、卵、牛乳、ベーキングパウダー、砂糖、塩などががベース。
パンケーキは英語で「pan cake」と書きます。フランス語では「pannequet」(パヌケ)と言います。
パンとはそこの平らな取っ手のついた鍋(フライパン)のことで、パンで焼いたものはパンケーキと呼ぶので、ホットケーキもクレープもパンケーキの1種となります。
レシピによっては塩を加えて、ベーコンやスクランブルエッグと合わせて食べたり、砂糖を加えてスイーツとして食べたり、様々な食べ方があります。
基本的には生地は薄く、厚くする場合は薄い生地を重ねて食べるそうです。
ホットケーキの歴史や由来
ホットケーキ(熱いケーキ)は日本独自の呼び名である。(海外ではほとんど通じない)
アメリカの一部では通じるらしいのですが、日本のホットケーキとは少し意味合いが違ってくるみたいです。
日本でホットケーキが、家庭で身近に感じられるようになった理由として、ホットケーキミックスの存在が大きいです。
日本で発売されたホットケーキミックスは甘い仕上がりになることから、ホットケーキ=甘いが浸透しました。
名前の由来としては、熱い出来立てのパンケーキを見た日本人が『熱いケーキ=ホットケーキだ!」と名付けたという説があります。
結論3
・最近見るトッピングやアレンジが豊富な海外由来のものはパンケーキ
・熱々の生地にバターや蜂蜜などを溶かして食べる、懐かしの味はホットケーキ
かなり強引な結論になりました。。。
家庭でも簡単に作れるあの丸くて、薄い生地に見慣れた日本人は、パンケーキよりもホットケーキの方が馴染みがあり、親しみやすいのかなと思いました。
ちなみにホットケーキミックスやパンケーキミックス大手の森永製菓の見解としては
・ホットケーキは甘みのあるスイーツ系
・パンケーキは食事系
らしいです。
まとめ
・パンケーキもホットケーキも様々にアレンジされていて、明確に区別するのは難しい。
・ホットケーキはもともとパンケーキの一種であるが、日本では甘いホットケーキミックスの影響で、甘い生地のイメージが強い。
以上私なりのパンケーキとホットケーキの違いについてでした。
コメントを残す