「セプテンバーさん」とは、RADWIMPSのメジャーデビューアルバムに収録されている曲で、10年以上経った今でもファンに愛される名曲です。
曲名のセプテンバーは英語で九月、さんはそのまま日本語で3。9月3日という意味になります。
収録アルバムはこちら⬇︎
なぜ9月3日?
ではなぜ、9月3日なのか?
9月3日はRADWIMPSがインディーズ時代の最後のライブで、メジャーデビューを発表した大切な日です。
ファンに大切にされている理由も、この日が今尚、日本の音楽シーンをリードするRADWIMPSの原点だからです。
夏の終わりを絶妙に表現した、天才的な歌詞
「セプテンバーさん」を作詞したのは、ギターボーカルの野田洋次郎さん。RADWIMPSのほとんどの楽曲の作詞、作曲をしています。曲のタイトルにしても、歌詞にしても「天才」という表現がぴったりです。
セプテンバーさんの歌詞も、9月という微妙な時期の情景を自身のインディーズ時代の終わりとメジャデビューへの思いを重ねた表現をしています。
個人的に好きな歌詞は
夢が語りつくした希望を 僕は拾うよ 君は見てるの?
さぁ今ならば この声ならば届く気がしたんだ
夏がちらかしてった心を 僕は紡ぐよ さぁいざ行こう
そう今だから この声だから 響くセプテンバー
メジャーデビューへの決意も感じられる、この部分の歌詞が個人的には気に入っています。
Aimerのカバーで再び脚光
「セプテンバーさん」が収録されているアルバムが発売されたのは2006年。10年後の2016年にAimer(エメ)さんがカバーしたことで再び脚光を浴びました。
Aimeさんがカバーした理由としては、RADWIMPSの野田洋次郎さんが「蝶々結び」という楽曲を提供したことから。
この「蝶々結び」という楽曲も素晴らしいのでぜひ聞いて欲しいです。
Aimerが歌うことで新たな思いが重なる
私はこの「セプテンバーさん」をAimerさんが歌うと、また違った思いを感じられるのではないかと思いました。
”さぁ今だから この声だから さぁ今ならば この声ならば”
Aimerさん自身の声を失った過去と、現在の独特の歌声を手に入れるまでを知っているファンとしては、この歌詞は心に刺さるものがあります。
Aimerさんの声の秘密についてはこちらの記事⬇︎
これを見て欲しい!
Aimerさんが2018年に開催したライブ「été(エテ)」。
フランス語で「夏」という意味です。このライブでの「セプテンバーさん」が個人的に感動的だったので、ぜひ見て欲しいです。
ライブ映像はこちらのCDの特典DVDで見ることができます⬇︎
このライブでの「セプテンバーさん」はなぜかキラキラしていて、見ていて笑顔になってしまう不思議な魅力がありました。
会場の隅に座って、揺れながら歌う可愛らしいAimerさんにも注目!

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