パティシエという仕事をしている方の中には
フランスで働いてみたいなぁ。
と思っている方も多いと思います。最近は海外の情報も手に入れやすいですし、留学をサポートしているサービスもあったりするので、以前よりも留学、修行には行きやすい環境であると思います。
では、パティシエや料理人として、フランスに留学(修行)するタイミングはどのタイミングが良いのか?実際に私が行って1年間働いた経験からオススメのタイミングをご紹介します。
私がフランスで働いた時のスキル
参考程度に、私がフランスで働いていた当時の簡単なプロフィールから。
- 製菓専門学校で1年修学
- 鹿児島のホテルで4年パティシエとして働く
- コンテスト等での受賞経歴はなし
- パティシエとして必要な技術は一通り習得している
- フランス語は材料名と簡単な挨拶程度
- 渡仏に使ったビザはワーキングホリデー
パティシエとして最低限の技術は習得していたと思います。
理想的な留学のタイミングは?
結論から書くと、留学するのに理想的なタイミングは
パティシエとしての経験が6〜7年以上
ざっくり年数で書きましたが、具体的には日本のお店で
ある程度仕事を任せられる立場を経験
してからフランスで働いた方が良いと思います。もちろん働く環境によってもスキルは変わってくると思いますが、日本のお店で1つのセクションを任せられる方であれば、技術的にはフランスでも充分に通用すると思います。
フランスも人手不足
日本では地方に行くと、パティシエや料理人が不足しています。同様にフランスも多くの現場で厨房のスタッフが足りていない状態です。
このことは、留学を考えている日本人の方には非常に有利で、技術が認められばすぐに就労ビザ取得の交渉をできますし、1つのセクションを任せられる可能性も高いです。
実際に、フランスの星付きレストランのセクションを任せられている日本人のパティシエや料理人は非常に多いです。
私も、1つ星レストランでシェフパティシエとして働ける可能性がありましたが、技術面とフランス語に不安があったことと、初めから1年と決めての修行だったので断念しました。
もう少し日本で修行して技術に自信を持って渡仏していればと、少し後悔している部分があります。
最低でも3年?
パティシエに限らず社会に出ると
同じ職場で3年は働け!
と言われることが多いです。このことについては私も同感です。理由としては
- パティシエとしての技術を一通り習得できる
- 同業者や他のお店との人脈ができる
特に人脈ができるというのは非常に重要で、私のフランス修行の際もサポートして頂いたり、現地でお店を紹介してもらったこともありました。
また、帰国後の修行場所を決める際にも人脈は持っておいた方が良いと思います。
早すぎるのはダメ?
私の周りにも
できれば若いうちに留学したい!
という方がいたのですが、オススメはしませんでした。
「フランスが完璧に話せる!」という方であれば問題ないかと思いますが、フランスにもパティシエの見習いはいますし、同じ技術でフランス語が話せないというのは雇う側としても扱いづらい部分があると思います。
基本的な技術は日本でもフランスでも学べますし、平均的なレベルは日本の方が高いと感じたので、あまりに早い渡仏はオススメできません。
まとめ
私がフランスに滞在して最も感じたことは
パティシエとしての基礎のレベルは日本の方が高い!
ということ。私も日本で4年修行してからの渡仏できたが、技術面では無難にこなせていたと思います。ただ長期で働くことを考えると、日本で部下を持つ立場は経験しておいた方が良いと思います。
まとめとしては
日本で基礎的な技術を完璧に身につけて、渡仏、帰国後にサポートを貰える人脈を形成できた段階で渡仏するのが最もベストだと思います。
できればフランス語もある程度習得しておいた方が良いです。
フランス語の勉強については別の記事でも書いています⬇︎
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