私はパティシエとして働き初めてもうすぐ9年目になります。その中で1年目は特に勉強することが多いです。
私は製菓専門学校に1年通ってからパティシエになりましたが、学校で教えてもらった知識はほとんど現場では通用せず、とても落ち込みました。
そして、どんな仕事にも当てはまりますが、同じことを何度も先輩に聞き返すことは信頼も失って、自分自身の成長も遅れてしまいます。そうならないためにも、毎日の復讐や教えてもらったことを反復して覚えることが重要になります。
勉強の方法は人それぞれですが、私は教えてもらったお菓子のことを本を読みながら復讐していました。
この記事ではパティシエ1年目のパティシエの方にオススメの本や、これからパティシエを目指す方が読んだ方が良い本、読むべき本をご紹介します。
定番の本
まずは、パティシエ業界では定番の「お菓子『コツ』の科学」という本。
お菓子作りに関する科学的ことが、詳しすぎるぐらい細かく書かれている本です。私が1年目に働いた職場では、この本が若いパティシエの間で受け継がれていました。
プロのパティシエのお菓子作りは「なんとなく」で作ることはありません。それぞれの材料の特徴や温度変化よる状態変化などを理解することが大事になります。
最初は難しすぎて心が折れそうになりますが、理解できるようになるとお菓子作りは楽しくなりますし、仕事の効率も格段に上がるので、少しづつでも理解できるように頑張りましょう。
オススメの本
「コツの科学」が難しすぎる!という方には「科学でわかるお菓子の『なぜ?』」という本がオススメです。
日本で最も大きな調理・製菓の専門学校「辻製菓専門学校」が監修している本です。お菓子作りの基本が質問に答える形で詳しく解説されています。
まずはこちらで調べてみて、より深く学ぶためにコツの科学を読むという方法がオススメです。私もコツの科学が難しすぎたので、まずはこの本で勉強しました。
その他のオススメの本
お菓子の勉強は⬆︎で紹介した2冊の内容を理解できれば、充分です。ここからはその他で私が読んで参考になったオススメの本をご紹介します。
まずは「杉野英実」さんのレシピ本です。東京の京橋にお店を構える「イデミスギノ」はパティシエ業界でも特別視される名店です。
世界大会優勝や東洋人初の「ルレ・デセール※」会員など輝かしい過去がありながら、あまりメディアには登場せず、店舗も増やさずに自分のお菓子だけを追求しているシェフです。
※フランスで創設された世界の洋菓子協会のようなもの
私も実際にお店で「アンブロワジー」という代表作のケーキを食べましたが、間違いなく世界で1番美味しケーキだと感じました。杉野さんのケーキはシンプリで、お菓子の基礎が詰まったケーキが多いので、とても参考になると思います。
続いては、パティシエの現場で使われるフランス語の辞典です。パティシエの現場ではレシピはフランス語で書かれている職場がほとんどです。製菓用語に特化した辞典は持っておいて損はないと思います。
私は専門学校時代に購入した別の辞典を使っていましたが、内容を見る限りこちらの本の方が、より分かりやすく実践的に感じたのでオススメです。
レシピも電子化の時代
私は基本的には自分で仕事用のノートを作って、それを仕事場で使っています。ただ、それ以外の参考書籍(レシピなど)はAmazonの電子書籍「Kindle」で購入してスマートフォンで読めるようにしています。
例をあげると
こういった普段はあまり作らないアレルギー対応にレシピなどの本は急に必要になったりするので、スマホに入れておくと便利です。
電子書籍に対応した本もどんどん増えているので、これからパティシエの現場でも活用されそうです。
衛生的に不安な場合は、専用のタブレットを厨房専用に置いて、持ち出し禁止にするなどの対策ができます。(防水機能付き)
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