若者にとって今でも根強く人気の職業でもある「パティシエ」。
ただ、「パティシエになりたい!」っと思っても具体的にどんな仕事なのかはイメージしにくい部分もあります。私もパティシエとして働いていますが、実際に働いてみるまでは知らなかったことばかり。(当たり前ですが・・・)
足りない知識は本を読んで勉強したこともありました。読んだ本の中には「もっと早く読んでおけば良かった・・・」と思う本もいくつかありました。
ということでこの記事では、すでにパティシエとして働いている若者や、これからパティシエを目指す若者にオススメの本をいくつかご紹介します。
先輩パティシエの本
まずは、すでにパティシエとして活躍している先輩パティシエの本。日本には世界にも認められたパティシエがたくさんいます。それぞれ個性的なお店を経営していて、そのスタイルや考え方は様々です。
そんな先輩方の本には若い頃の苦悩や、成功までのプロセスが書かれていたりします。読むと仕事のモチベーションになりますし、パティシエの仕事の厳しさや成功までのイメージもできるのでオススメです。
私がオススメする先輩パティシエの本をいくつかご紹介します。
・小山 進
兵庫県にある「パティシエ エス コヤマ」というパティスリーのオーナー「小山進」さんの著書。常に時代の先端を行くトップパティシエです。私は講演会にも参加したことがありますが、その独創性や人間力に魅了されました。
・横溝 春雄
神奈川県にある「リリエンベルグ」というお店のオーナーシェフ「横溝春雄」さん。この本はレシピ本ですが、レシピと一緒にお菓子に込められた想いや季節ごとのお店の装いの変化も丁寧に書き込まれています。
私もお店に行ったことがありますが、アットホームな雰囲気でとても素敵なお店でした。「ウィーン菓子」という少し珍しいジャンルです。
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演したことでも話題になりました。クリスマスシーズンのパティシエのリアルな映像をみることが出来ます。
2014年2月3日の放送ですが、NHKオンデマンドで見ることができます。
・辻口 博啓
メディアにも多く出演している「 辻口博啓」さんのパティシエとして成功するまでの人生が書かれています。お菓子作りの技術だけでなく、専門学校や美術館などのプロデュースなど幅広く活躍しています。
私は読んだことがありませんが辻口さんがモデルの漫画もあるみたいです。
・杉野 英実
こちらは電子書籍ですが、どうしてもご紹介したかったシェフ「杉野 英実」さん。世界で活躍する日本人パティシエのパイオニア的存在です。東京のお店1店舗だけで勝負するこだわりがとてもかっこいいです。
ある程度パティシエとして経験を積んだ方にはレシピ本もオススメです。
・鎧塚 俊彦
東京で活躍する「鎧塚俊彦」さんの本。海外で磨かれたセンスが光るパティシエです。日本のパティシエの問題点や生産者への想いも書かれていて、パティシエでなくてもその職人力から人生を学ぶことができる本です。
その他の本
その他でオススメの本をご紹介します。
・パティシエになるには
タイトル通りの本です。パティシエになるにはそうすれば良いか?パティシエの仕事とはどんな世界なのか?が書かれています。製菓専門学校としては日本最大の「辻製菓専門学校」が発行している本です。
・ お菓子「こつ」の科学
これからパティシエを目指す方には少し難しい内容の本です。ただ、パティシエになってから必要知識が詰まった本です。
・科学でわかるお菓子の「なぜ?」
「こつ」の科学よりも、もう少し分かりやすくお菓子作りの疑問を解説している本です。私はこの本から勉強をはじめて、「こつ」の科学へ移行しました。
まとめ
これからパティシエを目指す方や、若いパティシエにオススメの本をご紹介しました。レシピを勉強することも大事ですが、すでにパティシエとして活躍している先輩方の本を読むことで、自分の仕事のモチベーションにもなりますし、パティシエにも色々なスタイルがあることがわかって視野も広がります。
是非これからのパティシエ人生の参考にして見てください。
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