一流のパティシエになるには?一流の定義と近道を考えてみました【パティシエのなり方】

パティシエを目指す若者が「一流のパティシエになりたいです!」と決意表明しているのを良く目にします。では一流のパティシエとはどんなパティシエなのか?一流のパティシエになるにはどうすれば良いか?をご紹介します。

ちなみに私もパティシエですが、未だ一流パティシエを目指して修行中です。私が考える一流のパティシエの定意義は後述します。

一流のパティシエとは?

まず一流のパティシエの定義を考えてみます。おそらく一流の定義については人それぞれで様々な意見があると思いますが、ここでは私が考えた一流の定義となり得るポイントをいくつかご紹介します。

①自分のお店を経営している
②コンテストで入賞経験がある
③一流ホテルでシェフパティシエをしている

①自分のお店を経営している

まずはパティシエとして修行した後、自分のお店を経営している人です。私もこれを目標に日々仕事をしています。近年はコンビニスイーツやチェーン展開しているお菓子屋さんが台頭してきている影響で、個人の洋菓子専門店(ケーキ屋)の経営は厳しくなっています。

ただ、パティシエならではのお菓子作りや、地域に密着した愛されるケーキ屋さんを作れれば充分経営していけると思います。お店によってはSNSをうまく活用したり、ケーキビュッフェやお菓子教室の開催などで集客の工夫をしているお店もあります。

焼き菓子専門店、ロールケーキ専門店など1つのジャンルに絞って運営しているお店もあり、洋菓子店でもスタイルは様々です。

どんな洋菓子店(ケーキ屋)でも、自分のお店を開いて経営している人は一流のパティシエと言えそうです。

②コンテストで出場・入賞経験がある

パティシエの実力を測るのに分かりやすいのが「コンテスト」です。コンテストと言ってもレベルは様々ですが、例えば日本代表を決めるようなコンテストに出場しているパティシエは間違いなく一流パティシエです。その作品を審査しているパティシエの方々は超一流と言えます。

日本最大の洋菓子コンテストに「ジャパンケーキショー」というコンテストがあります。作品の応募に対して特に制限がないので、誰でも作品を応募して参加することができます。故に作品のレベルに大きな差がありますが、上位作品は非常にハイレベルです。

ジャパンケーキショーで上位入賞しているパティシエは一流パティシエと言えそうです。

ただ、コンテストに参加していなくても技術のあるパティシエは大勢いるので、あくまで分かりやすい目安と言った感じでしょうか。

③一流ホテル・レストランでパティシエをしている

続いては一流と呼ばれるホテルやレストランでシェフパティシエをしている人です。どちらもハイレベルな料理・デザートが求められる職場なので、パティシエにも相応の技術力が求められます。

ホテルではシーズン毎のメニューの考案や、大人数への対応の工夫が必要です。レストランでは料理との相性や、レストランならでは動きのあるデザートの提供など、様々なアイディアと技術が必要になるので、一流のパティシエでなければこなすことができない仕事と言えます。

一流パティシエになるにはどうすれば良いか?

一流パティシエの定義を3つご紹介しましたが、その一流パティシエになるにはそうすれば良いのでしょうか?方法をいくつかご紹介します。

パティシエとして最低限の技術力があることは大前提としています。

自分のお店を出すには?

自分のお店を経営するには、まず色々な業者にコネクションが必要になるかと思います。パティシエとして働いていれば、自然と繋がりはできるのでそれほど難しいことではなさそうです。

しかし、お店を出店することはできても、集客して経営していくには様々なアイディアが必要になりそうです。独立する前にお店の経営するイメージを持って、集客や商品販売のアイディアは蓄えておいた方が良さそうです。

そして何よりもお金が必要です。出店する場所やお店の規模にもよりますが、ほとんどの場合、公的な金融機関から融資を受けて開業します。融資を受けるため、余裕のある経営にするためにも始めにまとまったお金は必要になりそうです。

私も将来自分のお店を開きたいと考えていますが、パティシエの給料だけでは資金を集めるのが難しいので副業を始めました。長時間労働のパティシエでもできる副業を別の記事にまとめているので参考にしてみてください。

②コンテストで入賞するには?

続いてはコンテストである程度の成果を残す方法です。1番の近道はコンテストで審査員を努めるような超一流のパティシエがいるお店で学ぶことです。

超一流のお店には志の高いパティシエが集まるので、技術や知識の向上が早いです。最新の技術や情報もすぐに聞くことができます。その分求められる仕事のレベルが高かったり同僚との競争も激しいですが、パティシエとしての成長率も高いです。

コンテストの審査員は東京都洋菓子協会のホームページに掲載されています。

③一流のホテル・レストランでシェフパティシエになるには?

ホテルのシェフパティシエは少ないポジションなのでなかなか難しいですが、地方のホテルであれば同じ業界の人から紹介されることが多いです。

レストランであればパティシエ自体の人数が少なく、入れ替わりも激しい職場なので、2番手としてでも続けることでチャンスはありそうです。

飲食専門の転職サイトで募集していることもあるので、相談してみても良いと思います。

・サポート力に定評のある「エフジョブ」⬇︎

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まとめ

私が考える一流パティシエの定義と実現の方法をご紹介しました。いくつかご紹介しましたが、どんな職場でも数年は同じように努力・勉強が必要です。

個人の頑張り次第で様々な可能性が出てきます。最近はお菓子の本場フランスで活躍するパティシエも増えてきています。働き方のアイディアやスタイルは人それぞれなので、自分だけの「一流」のスタイルを探してみても面白いと思います。

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