パティシエの世界大会で毎年入賞を重ねる日本人パティシエたち。その中で「世界一」になったパティシエをピックアップしてご紹介します。
パティシエ世界一と言っても、その大会はいくつかあります。選考方法もバラバラで、正直ややこしい部分もあります。
大小様々ある国際大会から、とくに権威性の高い2つの国際大会に絞ってご紹介します。
目次
2つの世界大会
●国際製菓コンクール ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ
1.クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー
「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は「パティシエのワールドカップ」で世界大会としては最も有名な大会です。
1989年から2年に1度、フランスのリヨンで開催され、各国が3人チームで技術を競います。
大会は「飴・氷・チョコレート」の3部門を10時間で完成させ、その得点を競います。
日本チームは過去に2度優勝しています。
●杉野 英実
・1991年 優勝メンバー
NHKの「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」にも出演したことでも有名で知名度の高いパティシエです。
・世界的な洋菓子教会「ルレ・デセール」の東洋人初の会員。
・2015年「アジアのベストレストラン 50」でアジアベストペストリーシェフ賞。
など、世界に認められた日本人パティシエのパイオニア的存在です。
当時所属は「ピエール・ドオール」、現在は東京・京橋「イデミ・スギノ」でオーナーパティシエとして活躍しています。
レシピ本はこちら⬇︎
●林 雅彦
・1991年 優勝メンバー
「メートル・ド・パティシエ界選手権」 味覚審査1位 特別賞
当時から奈良県奈良市で「ガトー・ド・ボワ」のオーナーパティシエとしてご活躍されています。(現在は2店舗)
●安藤 明
・1991年 優勝メンバー
神戸に本店を置く「ユーハイム」でご活躍されていました。(2012年逝去)
●市川 幸雄
・2007年 優勝メンバー
当時も現在も帝国ホテルでご活躍中です。
●藤本 智美
・2007年 優勝メンバー
当時はグランドハイアット東京所属。現在は神奈川県新百合ヶ丘「パティスリー・エチエンヌ」のオーナシェフとしてご活躍中です。
●長田 和也
・2007年 優勝メンバー
当時は「名古屋マリオットアソシアホテル」所属。現在は「ザ・プリンスパークタワー東京 東京プリンスホテル」でご活躍中です。
2.国際製菓コンクール
「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ」
2008年に創設された世界大会で、以来2年に1度フランス・パリ郊外で開催されています。
パティシエール(女性パティシエ)に対する評価を高めることを目的のひとつとしていて、各国が男女ペアで参加する大会です。
日本人ペアは過去に2度優勝しています。
●谷道 理絵
・2010年 優勝
当時所属は「オクシタニアル」。現在の所属は不明。
関連ランキング:マカロン | 水天宮前駅、人形町駅、茅場町駅
●勝間 建次
・2010年 優勝
当時所属は「オクシタニアル」。現在は滋賀県彦根市で「パティスリーフラスコ」のオーナーパティシエとしてご活躍中です。
●芋生 玲子
・2012年 優勝
当時所属は「パティスリー アテスウェイ」。現在は宮崎県宮崎市で「パティスリー アンオー」のオーナーパティシエとしてご活躍しています。
●岡崎 正輝
・2012年 優勝
当時は「グランドハイアット東京」所属。現在は「コンラッド東京」でペストリーシェフとしてご活躍中です。
まとめ
以上パティシエの2つの世界大会で優勝した日本人パティシエのまとめをご紹介しました。
大会後は独立開業してご活躍中の方も多いので、ぜひチェックしてみてください。
今後の世界大会でも注目です。
おすすめ・人気記事はこちら⬇︎
コメントを残す