グローバル化が進む現代で、「英会話力」というのはどの職業でも重要になっています。私は、パティシエですが、料理人やパティシエなどの飲食業の職人も英語を勉強した方が良いと思います。
その理由について深掘りしてご紹介します。
●料理人・パティシエが英語を勉強した方が良い理由
まずは、英語を勉強した方が良い理由ですが、単純に
「仕事の幅も可能性も広がるから」
です。おそらく想像通りの理由だとは思いますが、
英語が話せれば職場選びの選択肢は広がりますし、キャリアアップして収入が増える可能性も上がります。
具体的な選択肢を上げると
2.クルーズ船で働く
3.海外観光客向けのホテル
などです。
1.海外のレストランで働く

まずは、海外のレストランやホテルで働くという選択肢です。
料理人やパティシエが海外で働くことを考えた時に1番に浮かぶのがフランスです。
私もフランスのレストランでパティシエとして働いた経験がありますが、最初にぶつかる壁は「言語」です。
言葉が通じなくても仕事をすることができますが、細かいニュアンスを伝えるためにも言葉は話せた方が良いと思います。
フランスで一定レベル(ミシュラン星付きなど)のレストランには、世界各国からさまざまな国の人が修行に来ています。
もちろんフランス語を話せた方が良いのですが、共通言語として英語を使う場面も多くありました。
英語は日本でも授業に組み込まれていて、フランス語よりも馴染みのある言語なので、フランスで働く際に言語に不安のある方はまず英語から学習しても良いと思います。
・フランス以外の国で働く
最近では、フランス以外の国で働く選択肢も増えています。
ミシュランとは別に、世界のレストランを格付けしている「世界ベストレストラン50」のランキングを見ても、トップ10にフランス・デンマーク・スペイン・タイ・ペルーなど色々な国のレストランがランクインしています。
こう言ったレストランには、世界中から職人が集まって来ます。料理人としてのレベルアップを目指す選択肢はフランスだけではなく、世界に広がっているので、どこに行っても通用する「英語力」は重要になります。
2.クルーズ船で働く

続いては、クルーズ船で働くという働き方です。
クルーズ船と言っても、その航路や乗船客の国籍などによって必要な言語力は変わってきますが、「英語」が話せればその選択肢は大きく広がります。
クルーズ船のクルーは長期間に渡って拘束される仕事なので、高待遇が期待されます。
世界を旅したいという料理人やパティシエにとっても有益な選択肢となります。
3.海外の観光客向けのホテルで働く

こちらは近年増えているホテルで、日本へ観光や仕事で来る海外からのお客様が安心して利用できるように、スタッフ全員が英語を話せるホテルです。
求人の際にも必要な英語力について明確に書かれていることが多く、その分普通の料理人・パティシエよりも給与が高い傾向があります。
これからの時代は、職人としての技術や知識とは別に「英語力」が1つのスキルとして、キャリアアップの武器となる可能性が高いです。
●チャンスはいつ訪れるか分からない
料理人やパティシエとして長く働いていると、業界の伝でさまざまな職場を紹介されることがあります。
・日本に出店する外国人シェフのオープニングスタッフ
・イベントの補助スタッフ
・海外のホテルのスタッフ
近年多いのが、海外で実績のあるレストランやシェフが日本に出店するという例です。料理長と数名のスタッフだけが外国人で、その他のスタッフは日本人を募集するということが多く、キャリアアップの1つの選択肢となっています。
また料理のイベントも増えていて、そのイベントをきっかけによりレベルの高いお店で働くきっかけを掴む職人もいます。
最後に私もお話をいただいたこともある、「海外のホテルやレストランのスタッフ」として誘いを受けるという例。
こちらは、現地の日本人観光客向けに日本が話せるスタッフとして声がかかることがあります。
1つのスカウトという形なので、待遇が良いことが多いです。ただ、一緒に働くスタッフとのコミュニケーションは英語が必要になります。
●まとめ
料理人・パティシエが英語を勉強した方が良い理由をご紹介しました。
1番の魅力は低賃金と言われる飲食業界で
「英語が1つの武器となって、増収が期待できる」
という理由です。
もちろん基本的な職人としての技術や知識も重要ですが、+αのスキルとして「英語」は持っておいて損はないと思います。
私も英語習得に取り組んでいて、忙しい方向けの英語勉強法を別の記事で紹介しているので、参考にしてみてください⬇︎
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