パティシエ・料理人が日本で経験を積まずにフランスで働くことは可能?

高卒・専門学校を卒業してすぐにフランスでパティシエや料理人として働くことは可能なのか?

実際にパティシエとしてフランスで働いてみて感じたことや、早くからフランスで働くメリットやデメリットについてもご紹介します。

日本のお店で経験を積まずにフランスへ

近年は調理系の専門学校だけでなく、高校にも調理師コース・パティシエ(製菓)コースが増えてきました。

料理人やパティシエの中には

「本場のフランスで働きたい!」

と夢を持っている方も多いと思います。

情熱のある若者の中には、「すぐにでも働きたい!」と思っている方もいるかもしれません。

ただ、私が実際にパティシエとしてフランスで働いてみた結論としては

「日本で経験を積んでから行った方が良い」

ということ。

その理由について解説していきます。

料理人・パティシエがフランスで働くまでの流れ(滞在に必要なビザ・ビザの取得方法・働く場所の探し方・住む場所の探し方・給料など)を別にまとめているので、そちらの記事の参考にしてみてください⬇︎

料理人・パティシエがフランスで働くお店を見つける5つの方法。

フランスでも日本でも基本は同じ

まずは、「フランスでも日本でも基本は同じ」ということ。

フランスで働こうとした場合、最も現実的なのは「ワーキングホリデービザ」を取得して働く方法です。

ワーホリで滞在できるのは、1年間しかありません。その期間の数ヶ月を「基本」で使ってしまうのはもったいないです。

さらに、1年以上フランスに滞在したい場合は「就労ビザ」が必要になるのですが、このビザはお店のオーナーに認められなければ取得することができません。

1年でそのレベルまで到達するのは至難の技ですし、一定レベルのフランス語も必要になります。

いくら学校で学んだと言っても、実際の現場では「ほとんど通用しない」と言っても過言ではありません。

最低でも3年は日本で経験を積むことをおすすめします。

ライバルは多い

フランスで働いて、勉強したい料理人・パティシエは日本人だけではありません。もちろんフランスにも見習いの職人がたくさんいます。

そのようなライバルたちとの大きな差は「言語」です。同じレベルの職人であれば、言葉が通じた方が雇用する側としては扱いやすいです。

さらにフランス人の見習いであれば、「研修生」として給料を払わなくても良いという強みもあります。

技術もない、言葉も話せない日本人の職人となると、仕事探しはかなり難航しそうです。

しっかりとコミュニケーションが取れるほどの「語学力」、もしくは

即戦力として働ける「技術力・知識」

を日本で身につけておいた方が良いです。

日本で経験を積むメリット

日本で経験を積むメリットをご紹介します。

●日本のレベルも高い

料理・お菓子の本場といえば「フランス」というイメージですが、日本の料理人・パティシエもかなりハイレベルです。

地方の職人のレベルも含めて、平均すると日本の職人の方が遥にレベルが高いと思います。

そんな日本で修行を積むと、自然とレベルは上がってきますし、フランスに言っても十分に通用すると思います。

●就労ビザを取得しやすい

フランスのお店で技術が認められ、必要な人材だと認められば「就労ビザ」を取得して、フランスで長期間働くことができます。

フランスで長く働きたい方は、焦らず日本で経験を積んだ方が近道だと思います。

●人脈が作れる

日本で経験を積むと、自然と料理業界・お菓子業界に人脈ができます。

この人脈を使って、フランスで働くお店を見つけることができる可能性も高まりますし、帰国後の働き先を探す際にも有利になります。

私も、フランスのレストランを紹介してもらって、レストランパティシエとして働くことができました。

実力があれば、スーシェフ候補・シェフパティシエ候補として紹介されて、最初から優遇される可能性もあります。

●資金を貯めることができる

フランス留学・修行には多くの資金が必要になります。少ない資金でフランスへ行っても、十分な経験を積めない可能性もあります。

私もフランスでざまざまなイベントに参加しましたし、バカンスを利用して隣国のスペイン・イタリア・スイス・ドイツ・イギリスなどへ旅行したこともありました。

その経験も、職人として大きな財産となっていますし、視野も広がるので、資金は多めに持っておいた方が良いと思います。

料理人・パティシエのフランス留学の資金についての記事はこちら⬇︎

パティシエ・料理人のフランス留学資金の貯め方。必要な費用と稼ぐ方法などもご紹介します。

●フランス語を勉強できる

日本で働いている間にフランス語を学ぶ猶予もできます。

働きながら勉強するのは難しいですが、長い期間をかけてコツコツと勉強をしていけば一定レベルの語学力は身につくと思います。

私は、フランスに行くまでにフランス語をほとんど話せないままでした。結果として渡仏当初は苦労したので、後悔している部分です。

フランス語が難しい方は英語からでも良いと思うので、計画的に学習を進めておきましょう。

まとめ

「料理人・パティシエが日本で経験を積まずにフランスで働くことは可能?か」ということについて私の考えをご紹介しました。

私も専門学校に通っている時には「卒業後すぐにでもフランスで働きたい!」と思っていましたが、資金の面で断念しました。

結果として日本で経験を積んで良かったと思いましたし、日本を知って行くことでそれぞれの良さ・時には悪い部分も比べることができました。

後悔している部分としては「語学」の部分なので、これからフランス留学・修行を考えている方は、ある程度勉強して行くことをオススメします。

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