料理人・パティシエのフランス留学に行くまでの流れをご紹介します。
私が日本・フランスで働いた経験を元に、フランスで働く(修行)までの様々な疑問に沿って、必要な情報をご紹介します。
●何から準備すれば良いか分からない
●自分の実力で通用するか分からない
●実際に働いた人の経験を聞きたい
●フランス修行の様々な疑問を解決したい
この記事では大まかに解説して、より深く書いている記事を補足として紹介しているので、より詳しく知りたい方は関連記事を参考にしてみてください。
目次
・フランスに行くタイミング
まずは、日本で経験を積んだパティシエ・料理人がフランスに行くタイミングです。
私は日本のホテルでパティシエとして4年経験を積んでから渡仏しました。
個人的には「もう少し日本で経験を積んだ方が良かったのかな?」とも思いましたが、若いうちに海外を知れたことは非常に良かったと思います。
ただ早すぎるのもデメリットが多く、最低でも3年は日本で経験を積むことをおすすめします。
●タイミングついては別の記事に詳しく書いています⬇︎
●「高校・専門学校を卒業してフランスで働くことは可能か?」という記事はこちら⬇︎
・フランスで働くためのビザは?
フランスで働くためには「ビザ」が必要になります。私がフランスに行く時に利用したのが「ワーキングホリデービザ(ワーホリ)」です。
現代での本の料理人・パティシエがフランスで働く際にはこの「ワーホリ」を使って働く形が1番多いと思います。
このワーホリには年齢制限があり、29歳以下でなければ申請することができません。それ以外の方は「就労ビザ」・「配偶者ビザ」・「研修ビザ」などを利用することになります。
●ワーキングホリデービザの取得方法、その他のビザについては別の記事に詳しくまとめています⬇︎
・お店はどうやって探す?
パティシエや料理人がフランスで働くお店の探し方ですが、最も確実なのは
「日本で働いているうちにフランスのお店を紹介してもらう」
という方法です。私もフランスに行く前にフランスのレストランを紹介してもらい、働くことができました。
そのほかの方法としては、
・日本にいる間にメールや電話で交渉する
・現地で直接お店を探す
・紹介してくれるサイト、サービス、プログラムを利用する
などがあります。
●お店を探す方法についてはこちらの記事に詳しく書いています⬇︎
・住む場所はどうやって探す?
フランスで住む場所を探す方法ですが、私は働くお店に寮があり、探す必要がありませんでした。
フランスの地方のレストランであれば、寮がついているお店も多いです。
パリ市内やパティスリーでは自分で住む場所を探す必要があります。
私は探したことがないので詳しく解説できませんが、日本人向けに賃貸情報や求人情報を掲載している「Ovni(オヴニー)」というサイトがあるので、利用しても良さそうです。
フランスでの物件探しのポイントを解説している記事もあったのでご紹介します⬇︎
また、パリのある日本人向けのゲストハウスで生活しながら働いたり、仕事探しをしている日本人もいます。このことについてはこちらの記事⬇︎
・資金はどれぐらい必要?
フランス修行・留学に必要な資金ですが、私はフランスに行くまでに約50万円ぐらいかかりました。ここからさらに初期の滞在費や生活費・食べ歩きなどの勉強代などを考えると
「最低でも100万円以上」
は必要になると思います。
●細かい内訳についてはこちらの記事⬇︎
・留学・修行の資金はどうやって貯める?
若いうちは、低賃金が当たり前のパティシエや料理人の世界で、渡仏資金を貯めるのは大変です。
私は、1年目の実家暮らしの時期に留学資金のほとんどを貯金しました。
現在はホテルパティシエとして働きながら「副業」をして、お金を貯めています。
●フランス留学・修行の資金を貯める方法を詳しく書いた記事はこちら⬇︎
●パティシエや料理人ができる副業についてまとめた記事はこちら⬇︎
・フランス語は勉強した方が良い?
フランスで働くための語学力のレベルですが
「初心者レベルのフランス語でも働ける」
というのが結論です。私がそうでした。言葉が通じなくても、技術や経験があれば仕事をすることはできます。
ただ、材料名や調理に関数フランス語は最低限覚えておかないと厳しいと思います。
フランス語でコミュニケーションを取れた方が、より深くフランス人から学ぶことができますし、プライベートやイベントでの経験値もより多くなります。(フランス人のとの食事や個人での食べ歩き、ワインの試飲会への参加など)
できれば、日本で働いているうちに最低限の日常会話レベルのフランス語は勉強しておくことをおすすめします。
フランス語のレベルについてはこちらの記事⬇︎
フランス語の勉強法についてはこちらの記事⬇︎
・フランスでの給料は?
フランスで働いてもらえる給料については、私の場合フランスの地方のレストランで950ユーロ(日本円で約11万円〜12万円)。
ワーキングホリデービザであれば、ほとんどのお店がこれぐらいになると思います。
パリであれば物価に比例して、もう少し多くもらえる可能性もあります。
有名店であれば修行期間中は「無給」という可能性もあるので、働く前に確認しておいた方が良いです。
●私がもらっていた給料や労働環境についてはこちらの記事⬇︎
・まとめ
パティシエ・料理人がフランスで働くまでの流れや様々な疑問に対する答えをご紹介しました。
これからフランスで働くことを目標としている若者の参考になれば幸いです。
コメントを残す