パティシエとしてと働き初めて9年。
「これは ”パティシエあるある ”だろうな。」
と思ったことをまとめてみました。
目次
1.手作りのお菓子を貰うと嬉しい
パティシエに手作りのお菓子をあげるのは失礼な気がする・・・
と言われることが多いのですが、私してはめちゃめちゃ嬉しいです。
お菓子作りの手間を知っていますし、どんなに簡単なお菓子でも ”手作り” には気持ちが込もることを知っています。
たまにですが、めちゃめちゃ美味しい手作りお菓子を貰うことがあって、その時はちょっと落ち込みます・・・
2.家ではお菓子を作らない
職場でのお菓子作りに慣れると、家でのお菓子作りがものすごく大変な作業に思えます。
基本的に普段から家でもお菓子を作っている人でないと、器具や材料が揃ってないと思います。
個人的には、家のオーブンで1発で上手く焼ける自信がないです・・・
3.双子の卵黄に見慣れる
職業柄「卵」を大量に使います。時々1つの卵から2つの卵黄が出てくることがあるのですが、割と頻繁に見かけるので見慣れます。
パティシエになりたての頃は、いちいち「おー!」と喜んでいたのですが、そのうち”3つ子”まで現れるようになって双子には対して関心がなくなりました。
ちなみにギネス記録は9つ子らしいです・・・
4.新しい仮面ライダーに敏感になる
特注のキャラクターケーキを作っているお店で働いていると、「キャラクターケーキ」を受注することがあります。
「キティちゃん」、「リラックマ」とかであれば何度も作るうちに作るスピードもクオリティも上がってくるのですが、次々と新しくなる「仮面ライダー」が結構大変です。
初めて聞く名前の仮面ライダーの場合は、ネットで予習からはじめます。
1度、甥っ子のために作った仮面ライダーケーキを作った時に
「ここに赤がない。。。」
とボソッと言われたことがきっかけで、細かい部分まで見るようになりました。
子供の観察眼を舐めてはいけない・・・
5.使い捨ての絞り袋が爆発
衛生面を考えてビニール製の使い捨ての絞り袋を使うことが増えてきました。
よせば良いのに
このクリームも使い捨てでいけるんじゃね?
と謎のチャレンジ精神が生まれ、硬いクリームを絞ってみたりします。
ほとんどの場合ビニールが耐えきれず爆発するか、口金がロケット発射して終了します。
シェフがいない時にやりがち・・・
6.アメリカ苺は使いたくない
夏が近づいてくると、国産の苺がどんどん小さくなっていきます。
そして、ある時から現れる巨大でぶつぶつした「アメリカ苺」。
「夏の間は苺を使わない」というお店もありますが、ホテルパティシエをしていると、ウェディングケーキの制作もあるので、使うしかないこともあります。
最近は夏でも綺麗な色や形をしている「夏イチゴ」も登場していますが、ちょっとお値段が高めです・・・
7.講習会って結構暇
パティシエとして働いていると、パティシエ向けの講習会に参加することがあります。
講師にもよりますが、レシピをなぞるだけの講習でメモすることもなく終了することもしばしば。
個人的に今まで「参加して良かった!」
と思ったのは、「ASTERISQUEの和泉 光一」シェフと「エスコヤマの小山進」シェフの講習会。
この2人の講習会の後はものすごくモチベーションが上がります。
8.予約分を作り終わった直後に追加
バースデーケーキはあるあるの宝庫なのですが、今回は予約に関して。
バースデーケーキはその日の予約分をまとめて仕上げることが多いのですが、
ふー。予約の分は終わった〜
というタイミングで当日の追加注文が入ることがあります。
もちろん予約が入ることは嬉しいことなのですが、タイミングが・・・
9.サマーバレンタインって何だったの?
7月7日は「サマーバレンタイン」という記念日なのですが、ほとんど浸透していません。
もともとお菓子業界のマーケティングの一環で、流行らせよう!という動きも一時期あったのですが、結局「七夕」の存在感にかき消されたような気がします。
サマーバレンタインについてはこちら⬇︎
10.バレンタインよりもホワイトデーの方が売上が良い
お店によるかもしれませんが、私の経験上バレンタインよりもホワイトデーの方が売上が良いことが多かったです。
「経済効果はホワイトデーの方が上」
というデータもあるそうです。
もともと日本で生まれたイベントですし、「もらったらお返しをする」というのも日本人らしいなと思います。
11.水飴使い切ったのだれー!?
水飴に限らず、材料を使い切って補充していなかったり、ちょびっとだけ残していたりする人がいます。
その中でも水飴って綺麗に使い切るのが難しくて、できれば「最後に使う人」にはなりたくないです。
材料の補充・追加・発注は結構重要なので、新人パティシエの頃は結構怒られました。
12.ぼっちにとってクリスマスはノーダメージ
「クリスマスは憂鬱」というパティシエも多いですが、特に予定もなく、イベントに鈍感な人にとってはそれほど憂鬱でもないです。
個人的には「稼ぎ時!」というイメージで、バタバタと働いていたらいつの間にか終わっている感じです。
逆にクリスマスシーズンに余裕がありすぎると、少し不安になったりします・・・
13.生クリームを立てているのを忘れる
パティシエは生クリームを立てる場合は、基本的にミキサーにセットして自動で立てます。
ミキサーが回っている間は、手が開くので他の作業をしているのですが、うっかり忘れることがあります。
新人パティシエの頃に多く、先輩からのお決まりのツッコミは
「お前、バター作ってんのか?」
1ℓぐらいだったらまだ良いのですが、それ以上立てすぎた場合は絶望です・・・
まとめ
パティシエあるあるをとりあえず13個ご紹介しました。
また思いついたらpart2を書こうと思います。
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