パティシエや料理人の1つの目標が「フランス留学・修行」です。
私もパティシエとして働いて4年目にフランスのレストランでパティシエとして1年間働いた経験があります。
この記事では
●1年だけ行って意味がある?
●準備しておくこと
についてご紹介します。
●なぜ1年なのか?
まずなぜ私のフランス留学・修行期間が ”1年間” だったのか?
結論から言うと
「最大で1年しか滞在できなかったから」
と言うのも、フランスに3ヶ月以上滞在するには「ビザ」が必要になります。
現在取得できる「ビザ」の中で最も現実的なのが「ワーキングホリデービザ」。
このワーキングホリデービザで滞在できる期間が ”1年間” と決まっています。
◉長期滞在する方法もある
フランスで1年以上働きたい場合は、ワーキングホリデー期間中に「就労ビザ」の取得を目指します。
私の場合始めから ”1年で帰国” と決めていたので、取得はしませんでした。
フランスに滞在できるビザについてはこちらの記事⬇︎
●1年だけ行って意味がある?
私がフランスに1年間修行に行くことを決め、仕事を辞める際には色々なことを言われました。
当時はホテルだったので、同僚の料理人・パティシエがたくさんいたのですが、中には嫌味を言う人も多く
◎1年だけ行っても意味ないよ
◎行くだけじゃ意味ないよ
◎3〜4年の技術じゃ通用しない
もちろん良いことも言われたのですが、当時の記憶としてはネガティブ意見の方がすごく心に残っています。
結論ですが
「絶対に行った方が良い!」
◉フランス修行で視野が広がった
私としては、フランスに行ったことでパティシエとしても・人間としてもとても”視野”が広がりました。
日本にもフレンチはありますが、本場の"デセール”を提供しているお店は限られています。
私が働いていた鹿児島では見たこともなかった ”デセール” の文化に触れることができました。
また、日本ではまだ使われていない材料や、最新の器具を使う機会もあり、日本ではできない経験もできました。
個人的には、1年の間にヨーロッパ各地を旅行したことで「旅」に興味を持って、現在も国内外を飛び回るきっかけとなりました。
日本ではほとんど飲まなかったワインも毎日のように飲み、休日には本場のクロワッサンとコーヒーを味わう。
過ごし方は人それぞれですが、全てが非日常なのでそこで得る ”刺激” はパティシエとしても人間としても大きく成長させてくれました。
私もフランスに実際に行くまでは、全く想定していなかったことを経験することができました。
技術的にも日本で最低3年間みっちりと働いていれば十分通用するので、自信を持ってフランス修行・留学にチャレンジして欲しいと思います。
フランスに行く前に準備しておくこと

フランスに行く前に準備しておくことですが、ここでは2つご紹介します。
①充分な資金
フランス修行にはたくさんのお金がかかります。私の場合、準備だけで約50万円。
その他フランスに到着後の滞在費や、他のお店への食べ歩きなどを考えるとさらに50万円以上は欲しい所です。
合わせて100万円以上。
パティシエの給料からこの金額を貯めることはとても難しいですが、充実したフランス生活にするためにも、資金は多めに準備しておいた方が良いです。
このことについてはこちらの記事に詳しく書いています⬇︎
・留学資金の貯め方の記事はこちら⬇︎
②フランス語の勉強
もう1つは「フランス語の勉強を日本にいる間にしておく」と言うこと。
大前提として、材料名や調理用語のフランス語は習得済みで、その他で最低限の「日常会話」ぐらいは習得しておいた方が良いと思います。
私も「もう少しフランス語を話せていれば・・・」と言う経験が何度もあったので、これからフランス修行・留学を目指す若者には「フランス語の勉強」を強く推しています。
勉強法についても別の記事で紹介しています⬇︎
まとめ
フランス修行・留学に ”1年だけ” 行くことに意味があるのか?
と言うことについてご紹介しました。
結論をもう一度言うと
”絶対に行った方が良い”です。
私の場合、専門学校時代に行った1週間のフランス研修旅行に行ってから
「将来はフランスで働いてみたい!」と思い、それを目標に辛い修行期間を乗り越えてきました。
”働く”と言うことに抵抗がある場合は、短期の旅行だけでも刺激になると思うので、ぜひパティシエ・料理人の方は一度フランスへ行ってみて欲しいと思います。
私のフランス修行経験やビザの取得方法などは別の記事でも紹介しているので、参考になればと思います⬇︎
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