社会人として働いていると誰しもが直面するのが「人間関係」のストレス。
パティシエの世界も例外ではなく、むしろ狭い厨房内で長時間仕事をする環境では特に「人間関係」が重要になります。
この記事では、
「パティシエの人間関係悩み・ストレスを解消するための考え方や行動」
をご紹介します。
●先輩の言っていることが理解できない
●今の若者の考えが理解できない
●後輩がなかなか育たない
パティシエの人間関係
おそらく全ての仕事に共通するのが「人間関係」です。
パティシエの上司と後輩の考えにはちょっとした ”すれ違い” が起こっているかもしれません。
◉上司との関係
人間なので、どうしても「性格的に合わない」ということはあると思います。
私が1年目〜4年目まで働いた職場のシェフも、「正直私とは性格が合わないな」と思っていました(笑)
職場のトップと性格が合わないことは致命的に思えますが、私は仕事を続けてこれましたし、今でもその上司とは交流があります。
要因としては・・
「パティシエとして尊敬していたから」
そのシェフが作るケーキが好きだったこともそうですが、仕事の段取りやイベントの計画等も勉強になることが多かったです。
今、上司との関係で悩んでいる方は、「相手の尊敬できる部分」を見つけてみると仕事がしやすくなりますよ。
●「分からない」・「理解できない」で終わらせない
先輩からの指示を聞いて、後輩が思うことで、よくあるのが
「こっちのやり方の方が良いんじゃない?」
と勝手にやり方を変えてしまうこと。私も何度か怒られました。
怒られなくても、指示通りに仕事をしない後輩に対して、先輩は良い気がしません。
先輩は今までの経験や知識から最適な指示を出していて、その後の仕事の流れまで考えて指示を出しています。
「なぜその指示や教え方なのか?」
は理解できなくても良いのですが、まずは言われた通りにやってみましょう。それでも理解できない場合は、直接聞いてみても良いと思います。
パティシエの現場では、「お菓子の作り方」よりも「いかに効率よく仕事をするか」が重要になる場合があるので、そこを理解できるようになるとストレスも減ってくると思います。
◉後輩との関係

パティシエの世界はここ数年で働き方が大きく変わっているように思います。
以前は、「一流になるために仕事終わりに練習するのは当たり前」という考えでした。
私もギリギリこの世代で、練習・勉強しなければ新しい仕事をもらえませんでしたし、同じことを何度も教えてもらうことはできなかったので、毎日の復習は欠かせませんでした。
現在も、「コンテストで日本一」を目指すような職場では、時間外で練習することもありますが、「定時で帰宅する」というのが当たり前になっている職場もあります。
厳しい修行時代を経験したパティシエからすると、現在の若いパティシエの環境はかなり恵まれているように見えるので、それだけでストレスに感じる人もいます。
後輩が育たないと自分の仕事の負担がなかな減らず、イライラしてしまいますが、ここは将来の自分のためにも考え方を変える必要があると思います。
●「この環境が当たり前になる」
「働き方改革」の流れもあり、日本全体で働き方が変わってきています。
パティシエの世界は、まだ職場によってバラつきがありますが、今後は「残業をしない」というのが業界全体で ”当たり前” となる可能性があります。
現在お店のオーナーである人も、今後後輩を指導する立場になる人も
「将来を見据えた、後輩の指導方法」
を考えておかないと時代に取り残されてしまいます。
腑に落ちない部分があることもあるとは思いますが、「将来の自分」のためだと思うと、ストレスは軽減されるのかなと思います。
全てをアリだと考える
私が仕事をする上で大事にしていることに
「全てをアリだと考える」
ということがあります。
先輩であっても、後輩であっても提案されたことに関しては、自分の考えと違ったり・興味がなくても1度自分の中に取り込んで「アリだと」考えるようにしています。
必然的に「否定」することがなくなるので人間関係は円満になりますし、1度人の意見を取り込むことで、自分の中になかった発想が生まれることもあります。
特に先輩パティシエは後輩の意見に対して ”否定的になりがち” なので、頭ごなしに否定するのではなく、1度「そんな考え方もあるかも」と自分の中に取り込んでみるとストレスは減るのかなと思います。
まとめ
パティシエの人間関係の悩み・ストレスを解消する方法と考え方をご紹介しました。
パティシエの働く環境は以前とは大きく変わってきているので、先輩パティシエの考え方も変えていく必要があると思います。
ちょっと考え方は変わりますが、私はお金の心配がなくなってから仕事の余裕度も変わりました。
料理人やパティシエ向けの副業別の記事で紹介しているので参考にしてみてください⬇︎
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