6月に入り、新型コロナウイルス感染症の影響で営業を自粛していた施設や店舗が活動を再開し始めています。
未だ、油断はできませんが営業再開しないと生活ができないのも事実。
飲食店も例外ではなく、新型コロナウイルスの感染対策をしながら営業を続ける必要があります。
そんな中で1つのテーマとなるのが
「テイクアウトをいつまで継続するか?」
ということ。まだしばらくはテイクアウトに頼った営業は必要かと思いますが、1年後、2年後に新型コロナウイルスが終息し、通常営業ができるようになってからも「テイクアウト」は継続すべきなのか?
この記事ではこの点について書きたいと思います。
目次
テイクアウトは継続すべき
結論からいうと
「テイクアウトは継続すべき」
です。
お客様目線で見ても、飲食店経営者目線で見てもメリットがあるので、さらに詳しくご紹介します。
お客様目線のメリット
まずは、飲食店を利用するお客様目線で見たメリットです。
◉外食できない人が利用できる
飲食店の利用者にはさまざまな理由で「外食ができない」という方は多くいます。
その中で多いのが
「小さい子供がいて、飲食店の利用ができない」
と言うもの。とくに静かな雰囲気のレストランでの食事は子供連れではなかなか難しいのが現実。
飲食店側としてはぜひ利用して欲しいと思っても、
他のお客さんの迷惑になるかもしれないから・・・
と遠慮してしまうお客様は多くいます。
そんな子育てに忙しい主婦・主夫の皆さんでも「テイクアウト」なら利用可能です。
単純に
人に見られながら食事をするのが苦手・・・
と言う方も結構いますし、「1人で外食」が苦手な人もいます。
通常営業に加えて、テイクアウトも継続することで
「今まで利用できなかった飲食店のメニューが食べられる」
と言うのがお客様目線のメリットと言えそうです。
お店側としても、顧客のターゲットが広がるので大きなメリット!
飲食店側のメリット
「顧客のターゲットが広がる」意外にもメリットはあります。1番のメリットはやはり「売上げが上がる」と言うこと。詳しくご紹介します。
◉回転率以上の売上げを期待できる
飲食店の経営の1つのポイントに「回転率」があります。
とくにランチ営業を主にしている飲食店は、限られた席数で2回転、3回転することも珍しくありません。(新型コロナウイルスがなかった場合)
しかし、どれだけ効率良く回せたとしても1日の客数には限界が・・・
ここにテイクアウトを導入することで回転率以上の売上げをプラスすることができます。
ただでさえ忙しいランチタイムにテイクアウトまでは対応できないのでは?
と思いますが、ここは工夫次第。
テイクアウトを予約制にしたり、数量限定にすることで充分対応できると思います。とくに ”数量限定” はこれだけで話題性もありますし、広告効果も期待できます。
◉飲食店でソーシャルディスタンスは無理?
新型コロナウイルス対策として言われている
●ソーシャルディスタンス(社会的距離)
●フィジカルディスタンス(身体的距離)
要するに「人々の密集や個人と個人の接近を避けましょう」と言うことなのですが、これは飲食店内では非常に難しいこと。
推奨されている距離は2メートル(最低でも1メートル)。この距離を保ちつつ席数を確保できる飲食店はかなり限られてくるのでは?と思います。
今後しばらくは「ソーシャルディスタンス」は重要なキーワードとなってくるので、「テイクアウト」にも長期的に頼るしかないと思います。
◉テイクアウトの常識が変わった
今回のコロナショックをポジティブに考えると
「個人店でテイクアウトできることが当たり前になった」
というのは、飲食店の可能性を広げるきっかけになったと思います。
今まで、テイクアウトできるお店は大手チェーン店やお弁当屋さんが主な対象で、利用客にとっては選択肢が限られていました。
UberEats(ウーバーイーツ)が流行し、デリバリーの常識は変わりつつありましたが、導入できない地方の飲食店とは無縁。
そんな中で、「個人店でもテイクアウトができる」というのが当たり前となった今の状況は大きなチャンスであると思います。
◉テイクアウトアプリの広がり
テイクアウトを導入した飲食店の課題に「宣伝・広告」がありました。
Twitter・Instagram・Facebook等のSNSでの発信が主な宣伝方法でしたが、
●常に更新し続けなければならない
●利用者にとっては検索がしにくい
●SNSが苦手なお店には不利
という欠点もありました。
そこで、私がおすすめしているのが「テイクアウトアプリ」の導入です。
今、日本全国に展開中の「menu(メニュー)」というアプリ⬇︎
日本全国の加盟店の「テイクアウト情報」を知ることができます。
現在は飲食店応援キャンペーンで導入費用が無料。
広告にも力を入れていて、加盟店舗も増えてきました。
数週間前には加盟店のなかった鹿児島市にもついに導入が進んできました!
このテイクアウトアプリ「menu(メニュー)」については別の記事で詳しく解説しています⬇︎
まとめ
「新型コロナウイルス収束後もテイクアウトは継続すべき」
というテーマでご紹介しました。
他にも観光客向けのメニューを開発したり、テイクアウト限定メニューを開発したり、可能性は広がっています。
今回の新型コロナウイルスの影響を新しいことに挑戦できるチャンスだと考えて、今後の営業に活かして欲しいなと思います。
おすすめ・人気記事はこちら⬇︎
コメントを残す