緊急事態宣言が解除され、飲食店も通常営業を始めるお店が増えてきました。
店内飲食に抵抗があった利用者も徐々に戻りつつあります。
しかし、未だに感染者は連日確認されていて油断できない状況。すでに第2波の兆候ではないか?とも言われています。
そうでなくとも今年の秋冬に再び感染拡大があるのではないか?と言われていて、私もその可能性が高いと思っています。
不安を煽るわけではないですが、私も飲食業関係者として”最悪の事態”は考えておく必要があると思います。
この記事では、飲食店が新型コロナウイルスの第2波、第3波に備えて何をすべきか?についてご紹介します。
お金の準備
私は”経営者”ではないのでお金のこと(国や都道府県の補助や融資)については正直わからない部分が多くあります。
この点についてはYouTubeの「飲食店独立学校/こうせい校長」という方が解説していたのでその動画をご紹介します。
第2波が来ることを想定して融資を受けるならば、日本全体が落ち着いている今の内に相談だけでもしておいた方が良さそうです。
ただ、第2波、第3波が来た場合に国や都道府県から新しい補助の政策が発表される可能性もあるので難しいところ。
第1波の対応を見る限り、国にはあまり期待できないかな・・・
いずれにしろ、もう1度新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、緊急事態宣言が発令されたことを想定した「お金の計算」をしておくことは必要です。
テイクアウトの準備

新型コロナウイルスが再度感染拡大した場合、頼れるのはやはりテイクアウト。
「出前・デリバリー」という手段もありますが、「Uber Eats(ウーバーイーツ 」等のサービスは対象外の地域がほとんど。
テイクアウトが主戦場となりそうです。
第1波との違いは ”準備期間があること”
前回は緊急で準備し、特に策を練る暇もないままテイクアウトを始めたお店も多くありました。
現在はようやく通常営業に戻りひと息つきたいところですが、第1波での経験・反省を活かした第2波への準備が必要です。
具体的な”準備”についてご紹介します。
◉SNSの継続・フォロワー獲得
テイクアウトの宣伝方法として大いに活躍したのがSNS(Twitter・Facebook・Instagram)。
今までSNSに力を入れていなかった飲食店にとっては苦戦する形となりました。しかし中には”テイクアウト”を始めたことをきっかけにフォロワー数を大きく伸ばした飲食店もあります。
第2波に備えて、前回苦戦したお店は今からフォロワーを増やす。フォロワーを多く獲得したお店は継続して見てもらえる工夫が必要です。
その工夫が難しんだよなー。
●Twitterであればフォロワーに有益な情報を添えてあげる(材料や調理法の豆知識など)
●Instagramであれば綺麗でお洒落な写真を投稿する(同じような写真が続かないように工夫)
などでしょうか?同じような営業スタイルのお店でフォロワーを多く獲得しているお店のSNSを参考にすると良さそうです。
◉メニューの熟考
準備期間があるということでメニューを熟考することができます。
第1波で経験がある場合は、その経験は活かすべきです。
●リピーターが多い場合はメニューをできるだけ増やした方が良い?
●お弁当だけでなく、おつまみ等のメニューも必要?
●客層に合わせたメニューは提供できていたか?
●容器や包装に工夫はできないか?
●クーポンやおまけは必要か?
など、考え直して準備するなら今です。
前回の1つの成功例に「高級思考のお弁当」がありました。
もちろんそれなりに知名度があり、味の保証がされ、良い材料を使っていることが前提となりますが、1つ1つの単価を上げられれば効率的なのは明らか。
導入して売り上げが期待できるお店にとっては有効な方法です。
それができない場合は「応援メニュー」として、支援金を上乗せしたお弁当を販売。”支援を求める” という方法もあります。
利用客の中には「飲食店を助けたい!」と考えている人も多数います。苦しい経営状態の場合はその善意に頼るのも1つの方法となりそうです。
◉テイクアウトアプリの導入
私がおすすめしているのが「テイクアウトアプリ」の導入です。
テイクアウトが一気に広がった際に問題となったのが、”情報の散乱”です。
「テイクアウトを始めたお店を知りたいけど、欲しい情報が見つからない」というのは利用者にとって大きなストレスでした。
それを解決できるのがテイクアウトアプリだと考えています。
利用者にとっては
●簡単にお店を見つけられる
●テイクアウトの予約ができる
飲食店にとっては
●登録しておくだけで宣伝になる
●予約制にすることで無駄がなくなる
というメリットがあります。
テイクアウトアプリについては「menu(メニュー)」というアプリを別の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください⬇︎
テイクアウトアプリについては新型コロナウイルスの収束後も飲食店の新しい武器をなると考えています。このことについても別の記事で紹介しています⬇︎
まとめ
飲食店が新型コロナウイルスの第2波、第3波に備えて準備することをご紹介しました。
まずは、お金の計算。最悪の事態を想定して、必要であれば融資の相談が必要です。
営業についてはテイクアウトを軸に、第1波での反省点を活かした経営方法を想定しておく必要があります。
第2波、第3波は”いつ来るか”が分かりません。もちろん来ない可能性もあります。
いずれにしろ、最悪の事態が来ても冷静に対応できるよう充分な”準備”をしておきましょう。
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