私はワーキングホリデーでフランスにいた時最後の1ヶ月を使ってヨーロッパ周遊旅行をしました。
その時に使ったのが「インターレイルパス」というもの。
青春18切符のヨーロッパ版というとわかりやすいかもしれません。
このチケットをどのように使ったかを紹介したいと思います。(うろ覚えな所が多いですが・・)
インターレイルパスの購入条件

まずインターレイルパスというのはヨーロッパに半年以上住んでいなければ買うことができません。(東ヨーロッパでは旅行者も買えるという情報もありますが定かではありません。)
その他の人は「ユーレイルパス」というチケットになります。使い方は同じですがインターレイルパスの方が少し安いです。
レイルヨーロッパの公式サイトやフランス国鉄SNCFのホームページからでも買うことができます。
パスの種類はたくさんあります。
・1つの国限定で使える
・隣接する3国で使える
・ヨーロッパ30カ国で使えるもの
などなど自分の予定にあったパスを選ぶことができます
使える期間も様々でそれぞれの組み合わせで値段が変わってきます。
私は「ヨーロッパ30カ国22日間有効のパスをSNCFのホームページから購入しました。
料金は通常400€(2ndクラス)ほどですが私が購入した期間は安くなっていて300€弱で買うことができました。
2週間ほどでチケットや説明書、乗った列車を記録する簡単な手帳等が送られてきます。
ユーレイルパスのホームページはこちらから⬇︎
インターレイルパスの使い方
使い方ですがインターレイルパスの場合、居住している国では使うことができません。私の場合フランスでは使用できませんでした。
ただし出国する列車(旅の始まりの列車)では使用できるみたいです。後々調べてから知った情報なのでわかりませんが、私は知らなかったのでフランスから最初の目的地イタリアまではバスと列車の料金を払って出国しました。
チケットを提示するタイミングですが、駅員さんに「チケット見せて」、と言われたら提示するだけです。
指定席や夜行列車など追加料金が必要な場合は事前に追加で購入しておかなければなりません。自動券売機にインターレイルパス用の案内があり、追加料金だけを支払えるようになっています。(券売機がない場合は窓口へ)
寝台列車や夜行列車はその国の鉄道会社のホームページから予約もできます。私はイタリアの夜行列車の予約ができたので、事前に予約しました。
注意点
田舎の駅やパスの使用者があまり行かない国では、パスの存在があまり知られておらず、疑われたり、うまく処理してもらえないことがあります。
私もハンガリーの駅の窓口で夜行列車の予約の時に全額請求され、説明するのに苦労したことがあります。
別の駅員さんになんとか処理してもらいましたが、こう行ったトラブルに対する準備も必要なのかなと思います。
どのような旅行にしたか?

私がインターレイルパスを使ってどのような日程でヨーロッパを周遊したかを書きたいと思います。旅慣れしている人からすると効率悪いなと思われるかもしれませんが悪しからず。。。
旅の目標としては、
・パスの有効期限22日間の間にできるだけ多くの国や都市を周る
・旅した都市で必ずその土地の伝統料理や伝統菓子を食べる
ということを最初に決めました。
旅の資金は宿泊、移動、食事全て含めて1日の上限を60€程と決めていました。
旅の出発はフランス「ニース」、ゴールは「パリ」です。
●旅のポイント・決め事
- 宿泊費を抑えて食にお金を使う
- 物価の高い国では宿泊せず、夜行列車を使う
- 次の都市への移動の効率を考え、大都市間の移動にする
- 物価の安い国で宿泊し、旅の整理をする
夜行列車は睡眠時間を確保するためにわざと移動距離を長くしていました。結果として同じようなルートを2周するような旅程になりました。
大まかな全体の旅程(22日間)は出発前に決めておいて、細かい日程は2日先までリサーチして行動していました。(伝統料理、必見スポット、通貨、物価、言語、治安などなど)
列車の到着が早朝になることが多かったため、その時間をリサーチの時間に使っていました。どの駅にも大体Wi-Fiの使えるスターバックスがあったので、よくお世話になりました。
以上が旅する上での決め事とルーティーンです。
実際の旅程表

・1日目 ニース→ヴェンティミリア(イタリア)→チンクエテッレ→ジェノバ→予行列車
・2日目 サレルノ→ナポリ→ホテル
・3日目 ナポリ→ローマ→夜行列車
・4日目 ヴェネツィア→夜行列車
・5日目 ウィーン(オーストリア)→ブラチスラヴァ(スロベキア)→ 夜行列車
・6日目 ハンブルク(ドイツ)→マルメ(スウェーデン)→夜行列車
・7日目 ストックホルム→夜行列車
・8日目 コペンハーゲン(デンマーク)→ハンブルク(ドイツ)→ホステル
・9日目 ハンブルク→ブレーメン→夜行列車
・10日目 ミュンヘン→ホステル
・11日目 ミュンヘン→ザルツブルク→リュブリャナ(スロベニア)→ホテル
・12日目 リュブリャナ→ザグレブ→ホステル
・13日目 ザグレブ→ブタペスト→ホステル
・14日目 ブタペスト→ホステル
・15日目 ブタペスト→ホステル
・16日目 ブタペスト→プラハ(チェコ)→ホテル
・17日目 プラハ→夜行列車
・18日目 ケルン(ドイツ)→アムステルダム(オランダ)→夜行列車
・19日目 バーゼル(スイス)→チューリッヒ→夜行列車
・20日目 ベルリン→夜行列車
・21日目 カールスルーエ→ストラスブール(フランス)→ホテル
・22日目 ストラスブール→夜行バス
・23日目 パリ→フランス1週間滞在→帰国
結果的にパスが1日分残ってしまいましたが、トラブルの予備日としてとっておいたものです。
まとめと感想
結果としては
・パスの有効期限22日間の間にできるだけ多くの国や都市を周る
・旅した都市で必ずその土地の伝統料理や伝統菓子を食べる
という目標は達成できました。何より自分の人生観や価値観の変わる本当に濃い1ヶ月となりました。
インターレイルパスを使った感想としては、切符を買うストレス・手間が省けたのは気持ちが楽でよかったです。
夜行列車が続くと体力的にきつい部分もありましたが、宿泊費・移動時間の節約はできたので、多くの都市を旅することができました。
自分で見てもめちゃくちゃな旅程ですが、少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。
ちなみに旅の宿は全てbooking.comを使っていました。他にも色々とアプリやサイトはありますが、個人的に最も使いやすく、口コミ数も多いのでリサーチもしやすかったです。チェックインもアプリの画面を見せるだけでできたので便利でした。
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