パティシエから(飲食業)の転職。異業種に挑戦する前に飲食業専門の転職サイトを利用してみては?

私はパティシエとして9年働いてきました。20代後半、アラサーと呼ばれる年代になり、今の給料のままで良いのか?もっと良い労働環境があるのではないか?と悩むことも多くなってきました。

この記事では、「パティシエの転職」について書きたいと思います。パティシエと同じく料理人(調理師)や飲食のサービス業の方の参考にもなるかと思います。

パティシエの悩み

アラサーパティシエの悩みとしてはやはり、給料が安いことが1番多いのではないかと思います。私も見習いの頃は

とにかく早く一人前になりたい!

と、自分の時間を犠牲にしてでも技術習得のために働いていました。ただ経験を積んでいくと、将来のことを考えたり、結婚した方は家族を守ることが優先になってきます。

私の周りのパティシエも30歳を1つの区切りとして、もっと安定した職業(土日休みやボーナス支給など)に転職する方が非常に多いです。現場をみると、20代後半〜40歳ぐらいの働き盛りの年代が不足していて、パティシエ業界の大きな問題点であると思います。

職場を変える難しさ

私もパティシエとして何度か職場を変えてきました。経験のある方は共感していただけると思いますが、違う厨房でお菓子を作るのって、とても難しい!

使う器具、材料、レシピ。全てを1から覚え直さなければいけません。もちろん対応はするのですが、頭も体力も使うので、慣れるまでは結構ストレスになります。これをアラサーになってから経験するはキツイですし、それならば好条件の他の職業へ転職したい気持ちも理解できます。

パティシエの世間はせまい

私は主に地方で働いていたのですが、パティシエを含め飲食業界の世間はせまいです。お店のオーナー同士がつながっていることも多く、紹介から職場を変えることも珍しくありません。

ただ、紹介されたことによって働きにくくなることもあります。アラサーになってからは特に、若い頃のように中途半端なことはできないですし、「紹介者に迷惑をかけてはいけない」というプレッシャーも感じます。

この関係から脱却するには、違う業種に転職するしかないという現実もあります。

30歳以降もパティシエを続ける方法

ここからは給料に悩むパティシエが30歳以降もパティシエを続ける方法について書きたいと思います。

独立開業はかなりハードルが高いので省きます。

ホテルの管理職

ホテルのシェフパティシエは高待遇で採用されることが多いです。もちろん確かな技術は必要になりますが、20代後半までパティシエを続けてきた方ならば技術的には問題ないと思います。

問題点としては、労働時間の改善にはならないこと。管理職となると、ただデザートを作るだけではなく、イベントの計画やギフトの作成、原価計算など事務的な作業も多くなり、結果的に労働時間が長くなってしまうことがあります。

ただ、ホテルは繁忙期と閑散期がはっきりしていることが多く、年間通して仕事にメリハリがつくメリットもあります。

私は主に、ホテルパティシエの2番手として働いてきましたが、福利厚生がしっかりしていること、残業代支給、ボーナス支給というのはパティシエを続ける上で大きなモチベーションとなります。

個人的にはパティシエという仕事の性質上、

「長時間労働は仕方がない!ただ、その労働時間に見合った給料は欲しい!」

と思っています。同じような考えの方はホテルのパティシエ、できればシェフかスーシェフあたりで働くことができれば、長くパティシエを続けることができるのかな?と思います。

リゾートホテルのパティシエ

私は沖縄のリゾートホテルで働いた経験もあるのですが、リゾートホテルは高待遇で雇ってくれる可能性が高いです。独身であれば、社員寮を借りることで、引越しの手間や費用を抑えられます。

リゾートホテルのメリット

もちろん全てのホテルに当てはまるわけではありませんが、リゾートホテルとなると全てのサービスの料金が高く設定されていて、ケーキの値段も1.2倍〜1.5倍に設定されていることもあります。

これを利用して、今まであまり使えていなかったリッチな材料や珍しい材料を使ったケーキを作ったり、時間をかけて飾り付けをしたりと、普通のパティシエの現場では経験できないことを経験できました。

年間の仕事を見ても、繁忙期さえ乗り切れば意外と暇な時間が多く、残業がほとんどない時期もありました。

沖縄に限らず、リゾートホテルの観光業は全国的に盛んになっていて、厨房スタッフは常に人材募集をしていることが多いです。

経験のあるパティシエは歓迎されることが多いので、選択肢に入れても良いのかなと思います。

飲食専門の転職サイトを使う

関東の首都圏がメインとなりますが、飲食専門の転職サイトを使うことも1つの方法です。転職サイトを使うメリットをいくつかご紹介します。

①非公開求人から職場を探せる

非公開求人とは一般には公開されていない求人で、より適性のある人材を雇用するために転職サイトを通してのみ公開されている求人です。店長・副店長・シェフパティシエなどの役職が指定されている求人が多いのも特徴です。

②希望の条件に見合った職場を吟味できる

2つ目のメリットは、希望の条件をあらかじめ相談できること。希望の条件と見合った職場があるのか?ない場合はどこを妥協するのか?などをプランナーと話し合いながら吟味できます。

職場を変える際は1人で悩んでネガティブになってしまうことが多いですが、話し合いながら仕事を探すことで、前向きに転職を考えることができます。

③書類の書き方や面接の対策をできる

パティシエとして長く働いていた方は、履歴書の書き方や面接の作法について不安な方が多いと思います。私も職場を変える際に毎回苦労しました。

転職サイトを使えば、そのあたりのサポートもしてもらえますし、面接に同行してもらえることもあるので心強いです。

オススメの転職サイト

上記したメリットは【アイティーケー】 という転職サイトを参考にしたものです。

「itk(アイティーケー)」は外食産業・飲食店に特化した転職サービスで、外食に特化した転職サービスとしては最も業績の長い会社です。

求人数は12,000件以上ととても多いです。パティシエの求人は全体で見ると少なめですが、私が見た際にも募集はあったので、相談してみる価値はあると思います。

会員登録は無料で、「相談したから対に働かなければいけない!」というわけではないので、気軽に相談してもても良いと思います。リンクを貼っておきます↓

itkの転職支援サービスはこちら

まとめ

パティシエ(飲食業)の転職についてご紹介しました。独立開業を除くとパティシエとして賃金を上げるためには、ホテルのパティシエが現実的であると思います。フットワークの軽い方はリゾートホテルも候補に入れて良いと思います。

首都圏で働いている方は、飲食専門の転職サービスを使うとキャリアアップできる可能性が高いです。無料で登録、相談できるのでまずは相談してみても良いのかなと思います。

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