テレビや雑誌などで、有名な料理人やパティシエの経歴を見ていると、必ずと言って良いほど複数のお店で働いた経験を持っています。
私もパティシエですが、8年間で4回お店を変えて、働いてきました。
この記事では、「料理人やパティシエが働くお店を変える理由」
をご紹介します。
1.スキルアップのためにお店を変える
まずは、
「1つのお店だけでは得られない技術や知識を求めてお店を変える」
という理由です。向上心の高い若い職人がお店を変える際に多い理由です。
飲食店のオーナーシェフはそれぞれ強烈な個性を持っていることが多いです。作る料理やお菓子も個性的で、中には1つのジャンルに特化したお店のスタイルもあります。
私はパティシエなので、お菓子屋さんを例にすると
・タルトの専門店
・とにかく可愛いにこだわった専門店
・焼き菓子の専門店
などがあります。
またホテル・レストラン・カフェその中でもフレンチ・イタリアン・和食・中華などなど、細かく分けていくとさまざまな働き方があります。
どのような選択をするかは人それぞれですが、職人としての幅を広げたり、新しい技術を求めてお店を変えるのは、自然な流れと言えます。
2.より高い収入を求めてお店を変える
ある程度職人として経験を積んだ方は、より高い収入を求めてお店を変えることがあります。
とくに結婚を機に、家族を養うためにより安定した職場を求めるという方が多く、ここで安定した職場が見つからなければ、料理人やパティシエを辞めてしまう方もいます。
長く業界で働いていると、先輩や業者の紹介でお店を紹介してもらえることがありますが、現代は「働き方改革」の影響や、転職サイトの発達によって自分でお店を探すことも容易になっています。
飲食専門の転職サイトには、業界最大手の「クックビズ」や転職者のサポートに定評のある「エフジョブ」などのサイトがあります。
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3.ヘッドハンティングされる
コンテストで活躍したり、業界の口コミなどで実力が認められるとホテルの役職やお店の料理長としてヘッドハンティングされることもあります。
私も、リゾートホテルの2番手のパティシエとして、誘われた経験があります。個人で就職活動するのと違い、年収の交渉や契約期間の交渉もすることができるので、うまく交渉することができれば、好条件で働くことも可能です。
認められるほどの実力、人脈、タイミングも重要になりますが、地方では飲食業の職人が不足していることも多く、一定レベルの実力があればキャリアアップの可能性は高くなっています。
4.アドバイザーとして雇われる
こちらはかなり稀な例で、相当な実力とカリスマ性が必要になる「アドバイザー」という立場。
例えば
・経営の傾いたお店やホテルの立て直し
・新規オープンやリニューアルのプロデュース
など、技術面だけでなく経営に関するカリスマ性やプロデュース力も必要になります。
5.転職の合間の時間を利用する
こちらは私の働き方なのですが、趣味である海外旅行をするためにその都度お店を辞めて、休職期間を作る方法です。
正直、生活は安定しないですし、条件に合う職場を探すのは大変です。
しかし、パティシエ業界は人材不足の現場が多く、ホテルパティシエやフランスのレストランでの経験があることで、多少は就活に有利になっている部分もあります。
どうしても条件にあう職場が見つからない場合に備えて、副業にもチャレンジしています。私の働き方のスタイルはともかく、副業に関してはより生活を豊かにするためにも挑戦する価値はあると思います。
料理人やパティシエにおすすめの副業はこちらの記事で紹介しています⬇︎
まとめ
料理人やパティシエが働くお店を変える理由を5つご紹介しました。
単に料理人。パティシエ。
と言っても、働き方のスタイルや選択はさまざまです。個人のアイディア次第で新しいビジネスを生み出すことも可能な時代なので、ぜひ新しい可能性に向けてチャレンジして欲しいなと思います。
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