パティシエや料理人ならば目標としている人も多い
「フランス留学・修行」
私もパティシエとして5年目にフランスのレストランパティシエとして1年間働いた経験があります。
フランスに行く前には、分からないことがたくさんあります。
留学の費用は?働く場所は?住む場所は?ビザは必要?どれぐらい技術が必要?フランス語のレベルは?
などなど。
そんな疑問の中から、この記事では
パティシエ・料理人のフランス留学・修行に必要な資金と稼ぎ方・貯金の方法をご紹介します。
目次
フランス留学に必要な資金はいくら?
まずは、フランスで働くために必要なお金です。今の時代にフランスで働こうと思った時に最も現実的なのが、「ワーキングホリデー」というビザです。
私もこの「ワーホリ」を利用して、フランスで1年間働きました。
このワーホリについてや、その他のビザについては別の記事に書いているので、ここでは割愛します。※フランスで働くためのビザについての記事はこちら⬇︎
私がワーホリを取得して、フランスに向かうまでにかかった費用がだいたい48万円ぐらいです。
主に海外用の保険と航空券の料金で、細かい部分は個人差があると思うので、40万円〜60万円ぐらいが相場なのかなと思います。
ただこれは、あくまでもフランスに行くまでの費用なので、渡仏後の滞在費は含まれていません。
渡仏後にすぐ働く場所や住む場所が決まっていれば、それほど資金は必要ないと思いますが、現地での勉強代なども確保するために40万円〜50万円は貯金を残しておきたいです。
そう考えると、最低でも100万円ぐらいは留学の資金として必要になります。
私もトータルで120万円ぐらいは留学費用として準備していました。
※渡仏前にかかった費用の細かい内訳はこちら⬇︎
留学資金の貯め方
本題の留学資金の貯め方です。ここでは5年以内で100万円を目標にしてみます。
まず前提として、パティシエや料理人が100万円貯金しようと思うと
かなり大変です。何かを我慢するか、犠牲にしなければ難しいかも知れません。そのことも含めて
・私(筆者)の貯め方
・フランスで実際に出会った日本人の貯め方
・飲食業で働きながら貯める
をご紹介します。
私(筆者)の貯金方法
まずは、私の留学資金の貯金方法です。
結論から言うと、社会人1年目に100万円貯金しました。これが、留学費用のベースになっています。
専門学校卒業後にホテルパティシエとして働いて、1年で100万円貯金できた要因を簡単にまとめると
・実家から通勤していた
・遊ぶ余裕もないほど仕事で疲弊していた
と言う2点です。実家暮らしが貯金に有利なのは当たり前ですが、もう1つが「遊ぶ余裕もないほど仕事で疲弊していた」というちょっとヤバイ理由です。
「今もう一度やれ」と言われても、おそらく無理な方法なので、参考にはならないと思います。当時の自分としては、とにかく仕事を覚えること・こなすこと・勉強することに必死でした。
給料が手取りで14万円ぐらいだったので、毎月9万円貯金していたことになります。
月に9万円とまで言わずとも、実家暮らしで、遊び・娯楽費用を制限すれば、ある程度の貯金はできそうです。
フランスで実際に出会った日本人の貯め方
フランスで働いている他の先輩たちはどうやって留学資金を確保したのでしょうか?
私がフランスで実際に出会った日本人の職人たちの方法をご紹介します。
1.コツコツ貯金
まずは、毎年コツコツ貯金して貯めた人。その方は8年かけて留学費用をコツコツと貯めたそうです。最も堅実で計画的と言えます。
8年は96ヶ月なので、毎月1万円でも96万円貯金することができます。
2.親や親戚に捻出してもらう
若い職人で、親や親戚に足りない資金を捻出してもらってフランスに来ている料理人がいました。こちらは各家庭の環境や個人のプライドも関係してきそうな方法です。
個人的にはあまり好きではない方法です。
3.リゾートバイトをする
こちらも若い職人が利用していた方法です。短期間でまとまったお金を稼ぐ方法としては有効的です。もし調理系の仕事があれば、料理人・パティシエのスキルを活かして働くこともできます。
実際に調べてみると、調理系のリゾートバイトは案件数・場所が限られますが、募集はあるようです。
※信頼できる大手のリゾートバイトについては他の記事で紹介しています⬇︎
4.工場バイトをする
「資金を稼ぐ」と割り切って工場バイトで稼いでいた方もいました。確かに工場バイトは短期間で待遇の良い仕事が日本各地にあります。あとは本人の気持ち次第です。
※一応工場バイトを検索できるサイトを紹介しておきます⬇︎
5.ダブルワーク(アルバイト)
料理人・パティシエとして働きながら別のアルバイトをした。もしくは一度飲食業から離れて、稼げるアルバイトをしたと言う方もいました。
もともと拘束時間が長く、疲労が溜まりやすい仕事なので、ダブルワークをするとなると相当な体力が必要になります。
体力に自信のある人ならば、すぐに資金を貯めることができる方法かも知れません。
最近では、隙間時間に面接なしで働ける「プチジョブ」と言うサイトも登場しています⬇︎
バイトが決まると1万円もらえる「マッハバイト」もおすすめです⬇︎
飲食業で働きながら貯める
先輩方の留学資金の確保の方法をまとめると、
・料理人やパティシエとしてコツコツをお金を貯める
・稼げる業種やダブルワークで短期間でお金を貯める
と言うパターンが多いようです。ただ、できれば職人として経験を積みながらお金も貯めると言うのが1番理想的です。
●待遇の良い職場へ転職
現在の職場で貯金できる見込みがない場合は思い切って、「別の職場に転職してみる」と言うのも1つの選択肢だと思います。
私もそうでしたが、やはりホテルの料理人・パティシエは福利厚生がしっかりしていて、生活も安定します。
近年は「働き方改革」の影響で、働く環境は整備されていて、休日がしっかりと確保されていたり、副業を容認している職場も増えています。
料理人・パティシエとしてある程度経験を積んだ職人であれば、必要としてくれる現場も多いと思います。
◉仕事の見つけ方
今の職場よりも、良い条件の職場の見つけ方としては「転職サイト」の利用が効率的で便利です。
飲食業界に特化した転職サイトであれば、サポートに定評のある「エフジョブ」⬇︎
同じく飲食業に特化している「クックビズ」
総合転職サイトdoda(デューダ)やイーアイデムなど16社を比較できる「キャリコネ」⬇︎
などがおすすめのサイトです。
●副業をする
「働き方改革」が進んでいる今、「副業」にチャレンジするのもアリだと思います。私が副業を始めたのは最近ですが、月に3万円〜5万円を副業で稼ぐことができています。
ホテルパティシエとして働きながら、副業でも収入があるとそれだけで貯金はできます。
副業については個人の性格やスキル、生活のスタイルのよっても向き不向きがあります。料理人やパティシエができそうな副業については「14選」として別の記事で紹介しています⬇︎
資金管理をする
これは、私が最近やっている貯金の方法です。
電子マネーやクレジットカードを使う機会が増えたこと・職場を何度か変えたことで銀行口座が増えてしまったことをきっかけに、全ての資産を管理できるアプリを導入しました。
「マネーフォワード」と言うアプリで、連携して全ての口座やクレジットカードの利用履歴・Amazonの購入履歴まで管理できます。
収入と支出の管理もしやすく、貯金額も常に把握することができます。
導入したことで、無意識に無駄な浪費を避けるようになったので、貯金をしたい方におすすめです。
基本的な機能は無料で利用することができます⬇︎
まとめ
料理人・パティシエがフランスの留学・修行の費用を貯める方法をご紹介しました。
基本的には低賃金の飲食業界なので、一気に稼ぐと言うのは難しいです。
ただ、あらゆる方法を使って「フランスで働く」と言う夢を叶えている若者もたくさんいます。
資金としては、ます100万円を1つの目安として頑張って欲しいと思います。
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