低賃金・長時間労働の料理人・調理師・パティシエなどの飲食業関係者。現状を抜け出し給料・年収を上げる方法をまとめてご紹介します。
私はパティシエをしているのですが、ホテル勤務やレストラン勤務での経験が長く、料理人の方々と仕事をする機会も多くありました。
私の経験から言うと、ほとんどの職場が「ブラック企業」なのではないか?と思います。
「見習い」や「修行」という立場をようやく抜け出しても、「給料がなかなか上がらない」、「家族を養えない」というまた別の壁にぶつかってしまいます。
近年は「働き方改革」やインターネットでの情報拡散の影響で、働く現場の労働時間の改善や年間の休日数が増加している職場も多くなっています。
ただ、給料・年収についてはほとんど変わらないのが現状です。地方で働いている方に至っては「働き方改革」の影響が全くなかったという方もいると思います。
私も地方のホテルでパティシエとして働いていて、なんとか現状を打開できないか考えてみたのでご紹介します。
目次
調理師の平均年収
参考程度に平均年収を調べてみました。
調理師の平均年収は350万円というデータが出ています。
20代は250万円〜とさらに低くなります。
日本国民の平均年収は420万円なので、平均以下であることが分かります。そして調理師の平均年収で特徴的なのが、30代以降の年収がほとんど上昇しないことです。
料理人・パティシエ・接客サービスも含めてこの業界の課題は多そうですね。年収1000万円とまでは行かなくとも、平均以上はもらいたいところです。
給料・年収を上げる方法

前置きが長くなりましたが、飲食業の給料・年収を上げる方法をご紹介します。実践するのに役立つサイトやサービス・私が書いている関連記事も一緒にご紹介するので、参考にしてみてください。
1.副業をする
まずは、私も実践している「副業」をして年収を上げる方法です。
「働き方改革」によって副業がしやすい社会になっていて、サポートするサービスも増えてきています。
●副業のメリット・デメリット
◉副業のメリット
・働く時間や量を自分で決められる
・隙間時間を利用したり・在宅でできる
・スキルを活かしたり、別のジャンルのスキルを得られる
・取り組む分野によっては、本業以上の収入を得られる
◉副業のデメリット
・自分の時間を削って作業しなければならない
・会社で禁止されている場合がある
・大きく稼ごうとするとそれなりのスキル・知識が必要
●調理師におすすめの副業
副業と言っても100種類以上あります。その中から調理師におすすめの副業をピックアップします。
料理人のスキルを活かした副業
・出張料理人
・料理教室の講師
・レシピ考案
ネットや他のスキルを活かす
・FX
・ブログ(アフィリエイト)
・ネットで記事を書く
・プログラミング
・ポイントサイト
・YouTube
・ストックフォト
それぞれの副業の詳細や始め方・サポートしているサービスなどを他の記事にまとめているので参考にしてみてください⬇︎
2.条件の良い職場に転職する
日本全体をみても「働き方改革」はまだまだ発展途上です。働く環境の整備が進み、飲食業界でも条件の良い職場は増えてきています。
自分で新しい職場、さらに「条件の良い職場」を探すのは難しいですが、最近では飲食業界に特化した転職支援サイトもあるので、利用してみても良いと思います。
ただ、ある程度料理人としての経験とスキルがなければ良い職場も見つからない可能性もあるので、料理人・調理師としての最低限のスキルは身につけておいた方が良いです。
●転職サイトを使うメリット
転職サイトを使うメリットを大まかにまとめると・・・
- 自分の働きたい条件を設定できること
- 履歴書の書き方や面接のサポートもしてもらえること
- 無料で相談できる
さらに、飲食専門の転職サイトということで、より専門的な部分までサポート・相談できるメリットもあります。サポートに定評のある転職サイトに「エフジョブ」というサイトがあります。
飲食業界専門の求人サイト【エフジョブ】
他の転職サイトについても別の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
3.他の業種に転職する
「料理人としてのスキルに自信がない」、「年収1000万円を目指したい」のなら他の業種に転職する方法もあります。
転職サイトはたくさんありますが、それぞれ特徴があるので比較サイトなどをみながら選ぶことになります。
働きながらできるスキルを磨ける仕事に「プログラマー」があります。副業としても始められますし、そのまま転職することもできるのでおすすめです。初心者におすすめのプログラミングスクールは別の記事に紹介しているので、参考にしてみてください。
4.料理長になる

料理人として大きな収入を得られるようになるには、やはりそれなりの役職に就くのが早道です。先にご紹介した飲食専門の転職サイトで募集している場合もありますし、料理長に慣れるぐらいの実力があれば、同業者から紹介されることも多いです。
レストランやカフェであれば実力次第で20代後半でも採用されることもあります。
実力も必要ですし、従業員の育成力、メニューやイベントの企画力なども必要になるので相当な実力が必要になります。
5.独立開業する

雇われの料理長は収入が安定している反面、様々な制約があります。料理人として実力がありながら役職に就くことを断る人もいて、その理由にもやはり「制約に縛られて仕事をしたくない」という理由があります。
開業には資金も知識もエネルギーも必要ですが、自分のアイディア次第でいくらでも発展させることができる自由さは魅力的です。
「実力はあるけど、自分のお店を開店するまでの手順が分からない」という方には支援サービスもあるので、相談でいてみても良いと思います。

まとめ
料理人・調理師・パティシエなどの飲食業関係者が安い給料から抜け出す方法をご紹介しました。すぐに結果を出すには、副業・転職が現実的です。
転職は仕事の内容や給料・休日の条件の他に「人間関係」というのも大事になってきます。一緒に働いてみないと分からない部分もあるのでそのリスクもありそうです。
私も今の職場の人間関係が好きなので、現状を維持したまま収入をあげられる「副業」を選択しました。副業も安定して稼げるようになるには、それなりのスキルや時間もかかりますが、マイペースに進められるのでおすすめです。
いずれにしろ、何か行動をしなければ現状は変えられないので、何事にもチャレンジすることが必要です。
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